競馬格言検証 – 2強対決は両雄並び立たず
目的
今回は「2強対決は両雄並び立たず」を検証する。
競馬データは、Kaggleで公開されているデータセットを利用させていただく。
このデータセットには、1986/01/05 – 2021/07/31のレース結果が含まれている。
JRA日本中央競馬会データ
https://www.kaggle.com/takamotoki/jra-horse-racing-dataset
2強対決は両雄並び立たずとは
2強のレースは2頭が直接ぶつかり合い、どちらか1頭が勝ち1頭が大敗してしまうことのようです。
分析結果
人気馬が2頭のレースを調べるために、1番人気と2番人気、1番人気と3番人気のオッズ比率を調べてみた。
横軸が1番・2番人気の比、縦軸が1番・3番人気の比 である。
2強のレースは1番・2番人気の比が低く、 1番・3番人気の比が大きいレースで、赤枠で囲っているところである。
今回は 1番・2番人気の比が1.1以下、 1番・3番人気の比が1.1 以上のレースを 2強のレース として分析する。
2強のレースについて 1番・2番人気の着順をプロットした。
赤枠で囲まれているのは、 1番・2番人気馬が両方3位以内であったレースである。
この赤枠とそれ以外のレース数を比較したのが次の表で、
2強のレースだと両馬3位以内になる確率が3.4%低くなっている。
多少は2頭が直接ぶつかり合いことで影響が出ているようです。
結論
「2強対決は両雄並び立たず」はあまり成り立たず
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